証券口座はどこで開設する?銀行と証券会社(店舗型とネット型)を徹底比較!
今回は、どこで投資を始めるのか、どこの金融機関で証券口座を作るのかに具体的に話を進めて行きたいと思います。
投資というと、まず証券会社が頭に浮かぶと思いますが、投資信託であれば、銀行でも投資を始める事ができます。
今回は、銀行と証券会社(店舗型とネット型)を比較し、それぞれで投資を始めた場合のメリットやデメリットなども紹介したいと思います。
【目次】
【証券口座】を、どこの金融機関で作るか?
投資を始める場合、不動産や金などの現物を所有する以外は、基本的に投資を行うための口座が必要となります。
当ブログで主に扱っていく投資信託、株式、ETFなどの投資を行うためには、「証券口座」が必要となります。
では、この証券口座は、どこで作れば良いのでしょう?
一番、身近で作れるのは銀行です。ゆうちょ銀行でも作れます。
まず銀行で投資を始めた場合の事を考えてみましょう。
◇ 銀行で証券口座を作る場合のメリット
(1)自宅から近く、身近な場所で投資を始める事ができる。
(2)証券口座の開設などの手続きを窓口の担当者が行ってくれる。
(3)証券口座の解約手続きなども電話や窓口などで簡単にできる。
(1)の自宅から近いというのは、銀行で投資を始める際の最大のメリットですね。
実際、銀行に行けば、「資産運用」の相談コーナーがあり、喜んで迎えてくれます。最近は大型スーパーなどで、資産運用のコーナーだけを出店している事も多いですね。
資産運用について身近に相談できるというのが銀行の特徴です。
(2)の証券口座の開設手続きなども、銀行の窓口で行えば、タブレットを使って簡単に作れますので、らくちんです。
私が初めて「証券口座」なるものを作ったのは、あるネット銀行の店舗でした。
(3)の解約手続きも私の場合は、電話で済みました。
◆ 銀行で投資を行う場合のデメリット
(1)銀行では基本的には、投資信託への投資しかできません。株式やETF、REATなどへ投資をする場合は、証券会社などで証券口座を作る必要があります。
(2)店舗型の証券会社も同じですが、投資信託の買付などの際に2~3%程度の手数料が取られます。
仮に100万円分の投資信託を買った場合は、2~3万円が手数料で取られるという事ですね。
(3)最近はネット銀行であれば、取り扱っている投信の数も増えているようですが、やはり信託報酬の高い銘柄が多いようです。
試しに「〇〇銀行 投資信託」と検索してみて下さい。
※ 〇〇は、あなたが利用している銀行名を入れてみて下さい。
その銀行で扱っている投資信託の銘柄を見てみて下さい。信託報酬が1.5%以上のものが多くないですか?
現在、ネット型の証券会社で扱っているインデックスファンドの信託報酬が0.25%以下のものが多くなってきています。
信託報酬は、そのファンドを保有している限り、永遠に支払い続けるものです。できるだけ信託報酬の安い投資信託を選びたいものです。
↓ 信託報酬の詳細は、以下の記事をご参考下さい。
【店舗型とネット型の証券会社を比較してみる】
では、次にネット型と店舗型の証券会社を比較してみましょう。比較するのは、以下の三点です。
(1) 手数料は、全般的にネット型証券会社のほうが安い。
ネット型と店舗型の証券会社の最大の違いは、やはり、実店舗があるかないかですね。これは、そのまま維持費がかかるか、かからないかで考えて良いと思います。
つまり店舗型の場合は、店舗の維持費(家賃、水道光熱費、人件費など)がかかります。
それに対して、実店舗を持たないネット型の場合は、維持費が大幅に安くなります。
その結果が、そのまま、手数料の違いになってきます。
証券会社や銀行は、金融商品の売買手数料を収益としています。
そして、ネット型の証券会社は、店舗型の証券会社や銀行と比べて、維持費が安く済む分、手数料も安くなる訳ですね。
特にここ数年は、ネット証券会社も競争が激しく、手数料が大幅に下がってきています。
同じ金融商品を購入するなら、当然ですが、手数料が安いほうが良いですよね。
(2)ネット型の証券会社には、担当の営業社員がいない。
これは、メリットでもあり、デメリットでもある訳ですが、ネット型の証券会社には、担当の営業社員がいないという点が挙げられると思います。
店舗型の証券会社では、担当の営業社員が付きますので、良い商品があれば紹介してくれますし、分からない事があれば、質問する事もできます。
ただし、彼らも商売でやっている訳ですから、手数料が高めの自社グループで組成した投資信託をすすめられたり、回転販売をすすめられたりします。
それが嫌であれば、ネット型の証券会社を選択したほうが良いでしょう。
しかし同時に質問できる相手がいない訳ですから、全ての手続きは自分でやらなければなりませんし、どの商品を選んで投資するかも自分自身で考えなければなりません。
要は、ある程度は人に任せて投資を行いたいという方は店舗型を、全て自分でやるという方は、ネット型を選択すれば良いと思います。
(3)扱っている投資信託の銘柄を比較(特に信託報酬)。
最後に扱っている投資信託の銘柄を比較してみましょう。
上述した銀行とは違い、証券会社の場合は、投資信託以外にも、株式やETF、FX、REATなど様々な投資対象があり、大抵はどこの証券会社でも扱っていると思います。
ただし、投資信託に限っては、各証券会社で扱っている銘柄にずいぶんと開きがあります。
理由は、各証券会社や銀行には、系列会社に投資信託の運用会社を持っている事が多く、〇〇証券であれば、〇〇アセットマネジメントとか、〇〇投信とかです。
投信を保有していいる期間、永遠にかかり続ける費用に信託報酬があると、上述しました。
信託報酬の割合を見ると、大体販売会社と運用会社で9割以上を得る事になっています。
つまり、どこの証券会社も自分の傘下の運用会社で組成された投資信託を売りたいという事ですね。
そして、この信託報酬も店舗型の証券会社で販売されているものは、一般的に高いものが多いように思います。
店舗型の証券会社で投資信託を購入される場合は、すすめられたファンド以外にも同じ指数で信託報酬が安いものがないか、確認してから購入するようにしましょう!
【証券口座はどこで開設する?まとめ】
今回は、これから投資を始める方が、どこで証券口座を開設するべきかを、銀行・店舗型証券会社・ネット型証券会社で比較してみましたが、いかがでしたか?
私の個人的な感想を述べれば、銀行は、扱っている投信の本数も少ないし、投資信託以外の投資ができないので、おすすめできないですね。
また店舗型の証券会社も、どうしても自社グループで組成されたファンドをすすめてきます。
そう考えると、少し投資に対しての知識を勉強する必要がありますが、やはりネット型の証券会社で始めるのがベストではないかと思います。
◇ おすすめのネット型証券会社は?
では最後に、どこのネット型の証券会社がおすすめかという事になりますね。
結論から言えば、SBI証券か楽天証券の二択という事になると思います。
実際、数あるネット型証券会社の中でも、総合的に見て、この2社が突出しています。
結局、この2社以外の証券会社が何らかの新しいサービスを始めても、この2社が更に安い料金で同様のサービスを始めてしまいますので、他の証券会社は正直困っているでしょうね。
また、この2社の競争が激化したおかげで、ここ数年で売買手数料をはじめとして、投資にかかる費用が大幅に安くなりました。
◆SBI証券か、楽天証券か?
正直、この2社は甲乙つけがたいですし、私自身は両方とも口座を持っています。
その上で、どちらかを選べと言われれば、純粋に投資をするだけであれば、SBI証券、楽天市場など楽天経済圏をよく利用されている方には、楽天証券をおすすめしますね。
↓SBI証券のサポート付の口座開設↓
特に投資初心者の方には、楽天ポイントで投資信託が買える楽天証券が安心できるかもしれませんね(^-^)
↓初心者には、楽天ポイントで投資信託が買える楽天証券がおすすめ!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
ランキングに登録してみました。
応援して頂けると記事更新の励みになります!
↓話題のロボアドバイザー、ウェルスナビの運用実績は?↓
↓投資初心者が一から投資を学ぶ。入門「投資」口座はこちら。