budo-ka’s 入門「投資」講座

投資信託の積立による資産形成とETF投資(配当益)による生涯年金の取得を目的とした投資法

バランスファンドとコア・サテライト戦略、ロボアドバイザー。

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これまで、この「投資信託入門」のカテゴリーでは、「投資信託とは?」で各指数ベンチマーク)を「投資信託の選び方」で投資信託選ぶ基準について説明してきました。

 

今回は、一般的に初心者向けのファンドと言われるバランスファンドについて紹介したいと思います。
 

 

【バランスファンドとは?】

 

バランスファンドとは、「投資信託とは?」で紹介した各投資指数(ベンチマーク)を組み合わせた投資信託の事です。一般的には株式と債券の指数を組み合わせたファンドの事を指します。

 

色々なバランスファンドがありますが大別すると、以下のようなものがあります。

 

(1)均等型

(2)地域別の時価総額GDPの割合を基準としたもの

(3)ターゲットイヤーを決めて、株式と債券の割合を変えていくもの


順に説明していきましょう。

 

(1)均等型


均等型は4資産均等とか8資産均等型と呼ばれるバランスファンドの事です。

 

4資産であれば、「日本株式」、「先進国株式」、「国内債券」、「先進国債券」を25%ずつの均等の構成となります。

 

8資産均等であれば、上記の4資産に加えて「新興国株式」、「新興国債券」、「国内REAT(不動産)」、「外国REAT」といった構成が多いですね。各資産を12.5%とします。

 

代表的なものとしては、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)などがあります。 

 

また三井住友-DC年金バランスシリーズのように、均等ではなく、日本株式の割合をやや多めに構成されているバランスファンドもあります。

 

(2)地域別の時価総額GDPの割合を基準としたもの

 

一般的には株式と債券の割合を50%ずつとした上で、上記の指数を地域別の時価総額GDPの割合で組成したものです。

 

時価総額にしてもGDPにしても、やはり米国を中心とした先進国の割合が多いバランスファンドとなります。

 

時価総額型よりもGDP型のほうが新興国の割合が高くなり、リスクも高くなります。

 

時価総額型としては、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、GDP型としては、三井住友TAMの世界経済インデックスファンドなどがあります。 

【投資信託】セゾン投信(資料請求)【長期投資】

(3)ターゲットイヤーを決めて、株式と債券の割合を変えていくもの

 

10年後や20年後をターゲットイヤー(退職など)と定め、ターゲットイヤーに向けて、株式から債券の割合を高めていくような運用を行います。

 

若い時は、株式の割合を高めて資産を増やし、定年に向けて債券の比率を高めて安定した運用を目指すのが特徴です。

 

代表的なものとしては、SBI-セレブライフ・ストーリーシリーズなどがあります。

 

上記以外にも、最初から株式の割合を7割近くに設定したものや、逆に株式の割合を3割程度に抑えたバランスファンドもあります。

 

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【バランスファンドのメリットは?】

 

〇地域の分散ができる。

バランスファンドで運用する最大のメリットは、「卵を一つの籠に盛るな。」の格言通り、バランスファンド一本に投資するだけで、世界中の株式や債券に分散して、投資を行う事ができる事です。

 

元々、投資信託は、各国ごとや地域ごとに分散されていますが、その国ごとや地域ごとに分散されている投資信託を組み合わせる事によって、さらに分散効果を高める事ができます。

 

例えば、今は日本株はだめだが、先進国は安定しているとか、新興国に陰りが出ていても、日本株が逆に勢いがあるとか、地域を分散させる事によってリスクの軽減を図る事ができる訳ですね。

 

〇資産の分散ができる。

また世界的に株式が追随して暴落した場合も、株式のみで構成されたファンドと比べれば、債券を含んでいるため、損失の軽減を見込めます。

 

〇自動的にリバランスしてくれる。

運用中にある資産が高騰したり、暴落すると、当初予定していた資産配分のバランスが崩れてしまいます。そのままにしておくと、せっかく分散してリスクを軽減していたにも関わらず、逆にリスクを高める可能性が出てきます。

 

ですので、高騰した資産を売却して、下落した資産を買い足すなどのリバランスが必要となりますが、これって面倒臭いですよね。

 

バランスファンドであれば、リバランスを自動的にやってくれます。
 

【バランスファンドのデメリット】

 

バランスファンドのデメリットも紹介しておきましょう。

 

〇資産配分の細かい設定ができない。

バランスファンドのデメリットとしては、自分好みの細かな資産配分ができないという欠点があります。

 

バランスファンドの構成に対して、もう少しだけリスクを取って、先進国や日本の株式を増やしたいとか、逆に安定資産である債券を増やしたいと思っても、構成比率が決まっているため、構成に従うしかありません。

 

〇途中で資産配分の変更ができない。

上記で紹介したターゲットイヤー型のバランスファンド以外のバランスファンドでは、途中で資産配分の変更は行われませんし、自分で変更したいと思っても、変える事はできません。

 

〇リスク(値動き)を抑える分、リターンも制限される。

これもバランスファンドの宿命ですね。例えば、株式50:債券50で構成されるファンドであれば、株式のみのファンドが高騰して利益が出ても、バランスファンドはその半分の利益しか得る事ができません。

 

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【コア・サテライト戦略】

 

上記のバランスファンドのデメリットを解決する手段として「コア・サテライト戦略」といった方法があります。

 

コアは、中心・核という意味、サテライトは衛星という意味です。イメージとしては、地球がコア、サテライトが月といった感じでしょうか。

 

具体的には、コア部分をバランスファンドとし、+したい資産(例えば国内や先進国の株式のファンド)をサテライトとして、その時々でサテライトの部分の資産を調整する方法です。

 

例えば、毎月一万円を積立投資しているとしましょう。

 

その場合は、一万円のうち、8千円をバランスファンド、残りの2千円を先進国株式などのファンドに投資して、安定性を求めながら、少しリターンを高めるといった戦略を取る事もできます。

 

また定年近くになれば、逆に債券のファンドをサテライト部分として投資する事で、リスクを軽減して、より安定した運用を目指す事もできます。

 

要は、その年代ごとに、サテライト部分を自分で調整していく投資法です。

 

【ロボアドバイザー。ウェルスナビとTHEO】

 

いま話題の人工知能(AI)を利用したロボアドバイザーも、私から見れば、バランスファンドの一部と言えると思います。

 

ロボアドバイザーは、各ファンドごとに設定方法が若干異なりますが、初期設定の段階でアンケートを取り、それを基にリスク許容度を設定します。 

 

このリスク許容度は、設定画面で変える事ができるので、年代に応じてリスク許容度を変更する事ができます。

 

要は、一つのバランスファンドの中で、ある程度はリスクの調整ができるという訳ですね。

 

私も試しに ウェルスナビTHEOで運用を行っていますが、確かに便利だと思いますし、将来的には更に発展していくのだろうなと思っています。

 

【ロボアドバイザーのデメリット】

 

確かに便利なロボアドバイザーですが、現時点でのデメリットも紹介しておきましょう。

 

(1)信託報酬が高い。

 

現在、一般に公募されているロボアドバイザーの信託報酬は、大体1%前後が多いですね。(もっと高いものもある)

 

前述したeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬が0.1728%まで下がっていますから、単純に5倍以上高いです。

 

便利さを取るか、安さを取るか、悩むところですね。

 

(2)NISA口座に対応していない。

 

私の場合は、これが一番大きいですね。NISA口座に対応していないという事は、売却した際に約20%の税金が取られる事になります。

 

今後、上記の2点が改善される事を望みたいところです。

WEALTHNAVI(ウェルスナビ)

 

【バランスファンドとは?のまとめ】

 

今回は初心者が最初に始める事の多いバランスファンドについて紹介してみましたが、いかがでしたか?

 

私の場合も、一番最初に投資したのは、バランスファンド(世界経済インデックスファンド)でした。

 

その後、本記事で紹介したように「コア・サテライト戦略」で先進国株式(ニッセイ)のファンドなどを追加していきましたね。

 

現在では、サテライト部分の投資金額のほうが大きくなってしまいました。それでも、まだバランスファンドへの投資も続けています。

 

要は、自分に合ったリスク許容度の範囲内で投資を行う事が大切だと思います。

 

次回は、「積立投資」について考えてみたいと思います。

 

 

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