積立NISAにも対応、長期投資向きの投資信託をベンチマークごとに紹介!
2018年からつみたてNISAも始まり、これから投資信託の積立を始めてみようという方も多いと思います。
今回は、私も保有する長期積立向けのインデックスファンドを各ベンチマークごとに紹介してみたいと思います。
設定年数の短いものは、つみたてNISAに対応していない投信もありますが、一つの参考になれば、幸いです。
【目次】
- 【本当に長期投資に向くファンドは、実は多くない】
【本当に長期投資に向くファンドは、実は多くない】
現在、日本では6000本以上の投資信託が販売されていますが、いくつかの基準に当てはめると、実際に長期投資に向くファンドは、多くはありません。
一番簡単な選択方法は、金融庁のお墨付きである「つみたてNISA」に適合した投信ですが、それでも100本以上のファンドがあります。
今回は、当サイトの「投資信託の選び方。初心者がファンドを選ぶ4つの基準」で紹介した選択方法を基準に選抜してみたいと思います。
【米国株に投資するファンド】
〇 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
米国を代表する大型優良株500銘柄で構成されるS&P500指数に連動するファンドです。
2018年7月に設定されたばかりにも関わらず、順調に資産総額も伸び、すでに80億円を超えているようです。
信託報酬も0.1728%以内と米国株式に投資するファンドとしては、最低水準です。
〇 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天の全米株式については、説明する必要もない気がしますが、S&P500が米国の大型優良株を対象としているのに対し、米国の中小型株も含めて、全米のほぼ全ての上場企業に投資するファンドです。
資産総額は、すでに284億円を超えています。信託報酬は、0.1696%程度となっています。
◆ 米国株式について一言
2018年10月からの米中貿易摩擦などを発端とした株価の調整で現在値動きが激しくなっていますが、先進国の中では唯一と言っても良いほどの成長力を保っています。
私個人は、大和のS&P500を積立していましたが、信託報酬が下がった事で、2018年にeMAXIS SlimのS&P500に乗り換えました。楽天の全米株式は身内の口座で積立をしています。
私はETFでもS&P500に投資していますが、個人的にはS&P500のほうが好みですね。
【先進国株式に投資するファンド MSCIコクサイ(日本除く)】
〇 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
資産総額は1013億円を超えている老舗の巨大ファンドです。信託報酬は、0.11772%です。
〇 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
資産総額は267億円を超えて、更に増加傾向です。信託報酬は、0.11772%です。
◆ MSCIコクサイインデックス(日本除く)について一言
MSCIコクサイインデックスは、日本でインデックス投資という言葉が使われ始めた頃から海外に投資する際の主要指数でした。
特にニッセイの外国株式は、信託報酬の値下げを度々実行してきて、投信ブロガーが選ぶインデックスファンドの常連でしたね。
私も特定口座の頃から積立を始め、NISA口座に移行後も積立を続けていました。個人的には、非常に馴染みのあるファンドです。
そこに、eMAXISが更なる信託報酬の値下げをしかけてきました。私も最初にeMAXISの信託報酬を見た時は驚きましたね。
海外のETF並みの水準まで下がりましたからね。2018年に私もついに乗り換えてしまいました。
と思ったのもつかの間、ニッセイも同水準まで落としましたから、乗り換える必要はなかったですね(^_^.)
次は、どちらが先手を放つのでしょうか?
【新興国の株式に投資するファンド】
〇 三菱UFJ三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動するファンドです。資産総額は、106億円。信託報酬は、0.20412%以内となっています。
〇 SBI-SBI・新興国株式インデックス・ファンド
FTSE・エマージング・インデックスに連動する投信。資産総額は、10億円を越えたところです。信託報酬は、0.1948%程度となっています。
◆ 新興国株式について一言
MSCIとFTSEのエマージングの最大の違いは、FTSEのほうが韓国を投資対象から外しているところです。
どちらも、約3割は中国株で構成されているので、米中の貿易摩擦の影響で、新興国株式に連動する投資信託は、現在(2018年12月)は下落傾向が続いていますね。
私はFTSEのほうは、楽天-楽天・新興国株式インデックス・ファンドを保有していますが、信託報酬がやや高め(0.2696%程度)のせいか、あまり人気がないようです。
2019年は、新興国の復興を期待したいところです。
【国内株式に連動するファンド】
〇 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
TOPIX(東証株価指数)に連動する投資信託。資産総額は、208億円。信託報酬は、0.17172%以内となっています。
〇 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
日経平均株価(日経225)(配当込み)に連動の投信。資産総額は、55億円。信託報酬は、0.17172%以内です。
◆ 国内株式について一言
国内株式に連動するファンドとして、TOPIXに連動するものと日経平均株価に連動するものを一つすつ挙げてみました。
トピックスは、東証一部に上場する全銘柄、日経平均は225銘柄を選抜した指数です。ほぼ同様の値動きをしますが、構成銘柄が多い分、TOPIXのほうが、値動きが緩やかです。
信託報酬については、eMAXIS Slimや大和-iFreeシリーズも同額ですので、どれを選んでも大差ないと思います。
設定年数がやや早かったのと、資産総額の多さからニッセイのファンドを選びました。
私個人の考えでは、国内株式に関しては、米国株式との連動性が高いので、個別に投資する価値があるのかどうか判断に迷うところですね。
ちなみに私は、投資信託に関しては、実はアクティブファンドのほうを多く保有しています。理由は、日本のベンチャー企業を応援したいからです。
ただし、下落時は、アクティブファンドは弱いです(T_T)。安定性を求めるなら、やはりインデックスと言ったところでしょうか。
【全世界の株式に投資するファンド】
〇 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)NEW!
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資信託です。
2018年10月に設定されたばかりですので、資産総額は、まだ5億円程度ですが、このファンド一つで世界45か国(約2500銘柄)へ投資する事ができます。信託報酬は、0.15336%以内となっています。
〇 楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資信託です。日本では有名なバンガードのVTに投資をしています。
設定は2017年、資産総額は、155億円を越えています。信託報酬は、 0.2296%程度です。
◆ 世界株式について一言
MSCIは全世界に上場されている株式銘柄の約85%、FTSEは中小型株まで含め全世界の95%以上の銘柄に投資します。
eMAXIS Slimからは、全世界株式(除く日本)が出ていましたが、2018年10月に日本を含めた(オールカントリー)が設定されました。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動したファンドとしては、他にSBI-SBI・全世界株式インデックスがあり、信託報酬は、SBIのほうが0.15%程度と安いのですが、資産総額がまだ15億円と10倍以上の開きがあるため、楽天の全世界株式を選択しました。
【先進国の債券に投資するファンド】
〇ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
FTSE世界国債インデックス(除く日本・円換算ベース)に連動した投資信託です。資産総額は99億円を越えています。信託報酬は、0.1836%以内となっています。
◆ 先進国の債券について一言
FTSE世界国債インデックスは、日本を除く世界22か国の国債を基に算出された指数です。
構成比率としては、アメリカが約40%を占めています。次いでフランス、イタリア、英国、ドイツなどのヨーロッパの国債が約半数を占めていますから、米国を中心とした先進国の国債に分散投資した指数と言えるでしょう。
先進国の債券に投資するファンドは、他にeMAXIS Slim 先進国債券インデックスやOne-たわらノーロード 先進国債券がありますが、投資指標も信託報酬も同じです。
設定年数の長さと資産総額の大きさからニッセイを選びましたが、大差はないと思います。
なお債券に投資する投資信託は、つみたてNISAの対象外となります。
【新興国の債券に投資するファンド】
〇 大和-iFree 新興国債券インデックス
JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)に連動した投資信託です。資産総額は約23億円。信託報酬は、0.2376%となっています。
このファンドも、積立NISAの対象外です。
◆ 新興国の債券について一言
JPモルガンの当指数の構成国に中国は入っておらず、メキシコ、ブラジル、ポーランド、インドネシア、南アフリカなどがそれぞれ10%程度の比率となっており、約過半数を占めています。
今回、新興国の債券に投資するファンドを改めて調べてみましたが、やはりまだまだ信託報酬が高いものが多いですね。
新興国の債券に個別に投資するよりは、新興国の債券を含むバランスファンドに投資をしたほうが良いかもしれませんね。
【国内債券に投資するファンド】
〇 One-たわらノーロード 国内債券
NOMURA-BPI総合に連動する投資信託です。資産総額は、66億円。信託報酬は、0.1512%です。
◆ 国内債券に投資するファンドについて一言
国内債券に投資するファンドとしては、更に信託報酬の安い(0.15012%以内)、ニッセイ国内債券インデックスファンドや三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内債券インデックスがありますが、資産総額の増加率の高い上記のファンドを選択しました。
国内債券もつみたてNISAの適応外となりますので、つみたてNISAを利用する場合は、国内債券の含まれるバランスファンドを選択する形となります。
【バランスファンド】
〇 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
先進国の株式、債券、REAT、新興国の株式と債券、国内の株式、債券、REATの8資産に均等の割合で投資するバランスファンドです。資産総額は、187億円。信託報酬は、0.17172%以内となっています。
〇 三井住友TAM-世界経済インデックスファンド
2009年から続く、老舗のバランスファンドです。資産総額は、585億円。信託法種は、0.54%です。その他に解約時にかかる手数料として、信託財産留保額が0.1%となっています。
地域別のGDP総額の比率を参考に、先進国、新興国、国内の株式と債券の6資産へ投資します。
私が初めて購入した投資信託です。現在の水準を考えると、信託報酬がやや高めな印象を受けますね(^_^.)
〇 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスF 4資産均等型
先進国の株式と債券、国内の株式と債券の4資産に25%ずつの比率で投資するバランスファンドです。資産総額は、28億円。信託報酬は、0.17172%以内となっています。
設定当初は、あまり人気がありませんでしたが、その後じわじわと資産総額を増やしてきています。信託報酬も値下がりました。
あえて、8資産を望まない方、REATや新興国には投資をしたくない方向けのバランスファンドです。
〇 大和-iFree 年金バランス
GPIF「年金積立金管理運用独立行政法人」のポートフォリオと同じ構成で運用を行うバランスファンドです。設定が2018年8月31日と間もないため、資産総額は8千万円です。信託報酬は、0.17172%となります。
守りに堅実な印象ですね。もう少し人気が出るかなと思いましたが、まだ様子見といったところでしょうか。このファンドは、まだ積立NISAの対象には入っていないようです。
【関連記事】
◆ バランスファンドについて一言
つみたてNISAの場合は、債券やREATに単独で投資する事ができないため、債券やREATに投資したい場合は、バランスファンドを通じてという事になります。(もしくは、特定口座を利用する)
バランスファンドの特徴としては、資産を分散して投資を行うため、投資リスクの軽減を図れます。私が最初に投資を行ったのも、バランスファンドでした。
↓ バランスファンドの運用方法については、下記記事をご参考下さい。
【積立NISAにも対応可、長期投資向きの投資信託のまとめ】
今回は、長期投資向きの投資信託を選抜して、紹介してみましたが、いかがでしたか?
文中に紹介した投資指標(ベンチマーク)については、下記記事でも紹介しています。
やはり、長期で積立投資をしていくとなると、コストである信託報酬に目が行きますね。
その上で、どこの地域、どのベンチマーク(投資指数)に投資を行うのか、そして、いかにリスクを軽減させていくのかを考る必要があります。
20代や30代であれば、米国株式や先進国株式に一括投資という事も考えられますし、全世界株式で株式のみの分散投資も良いですが、さすがに40代の後半ともなると、少しは守りも固めながらという事になりますね。
40~50代で、これから積立NISAなどを始める方は、バランスファンドで資産を分散しながら、サテライト部分で先進国や新興国の割合を少し増やすといった形がベストでしょうか。
今回、紹介した投資信託は、SBI証券や楽天証券で購入する事ができます。
特に投資初心者の場合は、ポイントで投資信託の購入や積立ができる楽天証券がおすすめです!
↓ 投資初心者に楽天証券をおすすめする理由とは?
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↓ 投資信託の基礎知識を身に付けるなら、投資信託入門のまとめページ。
投資初心者にはポイントで投資信託が買える楽天証券がおすすめ!
前回の「証券口座はどこで開設する?銀行と証券会社(店舗型とネット型)を徹底比較!」では、投資初心者がどこで証券口座を作るかを考えてみました。
一つの結論としては、全般的に手数料が安いネット型の証券会社、それもSBI証券か楽天証券の二択という事になると思います。
その上で、投資初心者には、ポイントで投資信託の購入や積立もできる楽天証券がおすすめではないでしょうか?
今回は、楽天証券のお得な利用法をご紹介したいと思います。
【目次】
【楽天証券は、楽天銀行と楽天カードの三位一体のサービスがお得】
投資初心者に「楽天証券」をすすめる最大の理由は、楽天スーパーポイントで投資信託の購入や積立ができるという事ですが、それ以外にも「楽天銀行」の金利が上がったり、投資以外のサービスも加えて考える必要があります。
色々とありますが、今回は以下の楽天経済圏の三位一体のサービスに絞ってお話したいと思います。
〇楽天カードと楽天証券を連係させるメリット
楽天カードと連係させるメリットは、楽天カードの支払いや楽天市場の買い物で楽天スーパーポイントを貯めれば、そのポイントで投資信託の購入や積立ができる事です。
ポイントは無料で付与されるものですから、ポイントで買った投信で利益が出れば、無料の物から利益が生まれる訳ですから、これに越した投資はないでしょう。
また損失が出た場合も、元々タダですからね。痛みを伴わない投資です。
特に初心者の場は、本格的に投資を始める前に、少しだけ試したいという方もいるでしょうから、ポイントで投資ができるのは良いですよね(^-^)
◆ 楽天ポイント(タネ銭)を貯めるコツ
ただし、カードを持っているだけでは、ポイントは貯まりませんから、まず毎月支払っている固定費(家賃や水道光熱費、保険代、通信費など)の中で、カード払いができるものは、楽天カードで支払うようにしましょう。
そうする事で、毎月数百円から数千円相当のポイントが溜まると思います。
その上で、楽天系列のサービスや提携先の店舗で、楽天カードを使う事ですね。そうする事で購入時にもポイントが貯まります。
私も欲しい物があれば、まず「楽天市場」で検索しますし、本が欲しい時は「楽天ブックス」で買います。旅行に行く時も「楽天トラベル」です。
また普段の食費や生活必需品なども、カード決済を利用したり、楽天ポイントの貯まるお店(くら寿司やマクドナルド)を利用します。
言ってみれば、投資で言う「タネ銭」を稼いでいる事になりますね。
ただし、ポイントを貯める事に夢中になって、無駄使いはしないように!またリボ払いは利息が高くなるので、利用しないように注意しましょう!
↓ ポイントで投資をしたい方は、まず楽天カードを申込んでおきましょう!
〇楽天銀行と楽天証券を連係させるメリット
通常、証券会社で口座を作った場合は、MRF(マネー・リザーブ・ファンド)という投資信託の一種に、投資の準備金を入れておきますが、現在のMRFには、ほぼ利息がありません。
それに対して、楽天証券の場合は、楽天銀行と連携させて、マネーブリッジという形にすれば、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%に上がります。
マネーブリッジとは、一言で言えば、楽天証券の投資用の資金を一時的に楽天銀行に預けておくようなものです。
つまり、マネーブリッジの設定をしておくだけで、メガバンクや地銀の普通預金の金利が0.001%ですから、その100倍の利息が付く事になります。
投資をせずに、預金用の口座と考えても、非常に利用価値が高いと思います。
私の場合も、最初に楽天証券と楽天銀行に口座を作った理由は、この利息の高さでした。
現在は、預金用の口座として利用しながら、貯まったポイントで投資信託の買い付けをしています。
◆ 毎月現金がもらえる現金プレゼント
他にも、楽天銀行に口座を作ると、メールで、毎月現金プレゼントのお知らせが届きます。
楽天銀行にログインして、指定の広告をクリックすると、1クリックにつき1円が加算され、大体月に数円から十数円がもらえます。
微々たるものですが、それでも普通の銀行に預けている年間の利息分くらいが毎月もらえる訳ですから、ありがたいですよね(^-^)
◆ 給与の振込先や各支払の引き落とし先に指定すれば、更にポイントがもらえる。
楽天銀行のハッピープログラムにエントリーして、楽天銀行を給与の振込先に指定したり、各支払いの引き落とし口座として登録する事でも、楽天スーパーポイントがもらえます。
上述した楽天カードの引き落とし先として登録していても貯まりますし、楽天証券でマネーブリッジの設定をしておけば、取引の回数ごとにポイントが貯まります。
例えば、つみたてNISAで毎日積立をした場合は、一月で30回引き落としをする訳ですから、その回数分ポイントが貯まる訳ですね。
こうして貯めたポイントで、投資信託が購入出来れば、更にお得になりますね。
◆ 楽天銀行の注意点
投資をする上でも、預金をする上でも大変有益な楽天銀行ですが、一点だけ注意する点があります。
それは、10万円以上の預金残高がなければ、3万円未満の入金に関しても、216円~270円の手数料が取られる事です。(3万円以上の入金は無料)
出金に関しても同様の手数料を取られます。
ただし、新規に口座開設をした場合は、6ヶ月間はATMの入出金手数料が月5回まで無料になるので、その期間に最低でも10万円以上の預金をしてしまうと良いでしょう。
10万円以上の預金残高があれば、入出金手数料と他行宛振込手数料が各1回ずつ無料になります。
以降は、預金残高が50万以上で、ATM手数料が月2回、他行振込手数料が月2回無料。 預金残高が100万以上になれば、ATM手数料が月5回、他行振込手数料が月3回無料と、預金残高に応じてATM手数料や振り込み手数料の無料回数が増えていきます。
◆ SBI証券と比べてみると
SBI証券も住信SBI銀行と連係させれば、SBIハイブリット預金というサービスが利用でき、銀行金利が上がりますが、金利を比べてみると以下のようになります。
SBIハイブリット預金 0.01%
楽天銀行 マネーブリッジ 0.1%
金利が10倍違うとなると、やはり楽天銀行のほうが有利かなと思いますね。
楽天銀行の口座を開いたら、ハッピープログラムのエントリーとマネーブリッジの設定は、忘れずにしておきましょう。
↓ 楽天銀行の口座開設は、こちらからどうぞ!
【楽天証券の口座の開設方法】
それでは、最後に楽天証券の口座の開設方法を紹介しておきましょう。
口座開設の申し込み前に運転免許証などの身分証明書とマイナンバーカード(なければ通知カード)、あと証券会社からの出金先として利用する銀行の通帳を事前に用意しておきましょう。
※ PCから申し込む場合は、事前に身分証明書やマイナンバーカードをデジカメなどで撮影しておくと便利です。スマホで申し込む場合も、事前に写真を撮っておきましょう!
【 楽天証券の口座開設 】 】のページを開きます。
・「楽天会員の方」とそうでない方の選択ボタンがありますので、どちらかを選択して下さい。
・個人情報の入力ページがありますので、名前、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどを入力します。
・納税方法の選択で「特定口座 源泉徴収あり」、「特定口座 源泉徴収なし」、「特定口座を開設しない」←(一般口座のこと)、のいずれかを選択します。通常は、「特定口座 源泉徴収あり」の選択で良いでしょう。
・NISA口座の選択で「つみたてNISA」、「NISA」、「開設しない」のいずれかを選択。つみたてNISAか通常のNISA口座を利用したい方は、同時に申し込んでおくと良いと思います。
・続いて追加サービス(iDeCoやFX)の選択がありますが、どれも後からでも申し込めます。(楽天銀行の申し込みがまだな方は、一緒に申し込んでも良いでしょう)【内容確認】をクリックして確認。
・本人確認書類のアップロード。本人確認書類をデジカメやスマホで撮影して、アップロードします。(郵送を希望の場合は、後日書類が送られてきます)
申込時の手順は以上です。今は証券口座の開設も、らくちんですね(^-^)
数日後に簡易書留にて【ログイン情報のお知らせ】などの書類が届きます。
書類が届いたら、記載されているログインIDと仮のログインパスワードにて、楽天証券のサイトにログインし、初期設定を行っておきましょう。
【今回のまとめ】
今回は、楽天カードや 楽天銀行と連係する方法や、実際に楽天証券で証券口座を作るまでを紹介してみましたが、いかがでしたか?
今は証券口座を作るのも、ずいぶんと簡単になりましたね。
また、NISAや積立NISAなど、売却益や配当益が非課税になる制度もあり、初心者の方でも気軽に投資を始める事ができるようになりました。
特に今回紹介したように楽天証券であれば、ポイントで投資信託を買う事ができますし、積立も始められますからね。
ポイントで投資ができるなんて、以前では考えられません(^_^.)
投資を始めるのに良い時代になったものだと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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証券口座はどこで開設する?銀行と証券会社(店舗型とネット型)を徹底比較!
今回は、どこで投資を始めるのか、どこの金融機関で証券口座を作るのかに具体的に話を進めて行きたいと思います。
投資というと、まず証券会社が頭に浮かぶと思いますが、投資信託であれば、銀行でも投資を始める事ができます。
今回は、銀行と証券会社(店舗型とネット型)を比較し、それぞれで投資を始めた場合のメリットやデメリットなども紹介したいと思います。
【目次】
【証券口座】を、どこの金融機関で作るか?
投資を始める場合、不動産や金などの現物を所有する以外は、基本的に投資を行うための口座が必要となります。
当ブログで主に扱っていく投資信託、株式、ETFなどの投資を行うためには、「証券口座」が必要となります。
では、この証券口座は、どこで作れば良いのでしょう?
一番、身近で作れるのは銀行です。ゆうちょ銀行でも作れます。
まず銀行で投資を始めた場合の事を考えてみましょう。
◇ 銀行で証券口座を作る場合のメリット
(1)自宅から近く、身近な場所で投資を始める事ができる。
(2)証券口座の開設などの手続きを窓口の担当者が行ってくれる。
(3)証券口座の解約手続きなども電話や窓口などで簡単にできる。
(1)の自宅から近いというのは、銀行で投資を始める際の最大のメリットですね。
実際、銀行に行けば、「資産運用」の相談コーナーがあり、喜んで迎えてくれます。最近は大型スーパーなどで、資産運用のコーナーだけを出店している事も多いですね。
資産運用について身近に相談できるというのが銀行の特徴です。
(2)の証券口座の開設手続きなども、銀行の窓口で行えば、タブレットを使って簡単に作れますので、らくちんです。
私が初めて「証券口座」なるものを作ったのは、あるネット銀行の店舗でした。
(3)の解約手続きも私の場合は、電話で済みました。
◆ 銀行で投資を行う場合のデメリット
(1)銀行では基本的には、投資信託への投資しかできません。株式やETF、REATなどへ投資をする場合は、証券会社などで証券口座を作る必要があります。
(2)店舗型の証券会社も同じですが、投資信託の買付などの際に2~3%程度の手数料が取られます。
仮に100万円分の投資信託を買った場合は、2~3万円が手数料で取られるという事ですね。
(3)最近はネット銀行であれば、取り扱っている投信の数も増えているようですが、やはり信託報酬の高い銘柄が多いようです。
試しに「〇〇銀行 投資信託」と検索してみて下さい。
※ 〇〇は、あなたが利用している銀行名を入れてみて下さい。
その銀行で扱っている投資信託の銘柄を見てみて下さい。信託報酬が1.5%以上のものが多くないですか?
現在、ネット型の証券会社で扱っているインデックスファンドの信託報酬が0.25%以下のものが多くなってきています。
信託報酬は、そのファンドを保有している限り、永遠に支払い続けるものです。できるだけ信託報酬の安い投資信託を選びたいものです。
↓ 信託報酬の詳細は、以下の記事をご参考下さい。
【店舗型とネット型の証券会社を比較してみる】
では、次にネット型と店舗型の証券会社を比較してみましょう。比較するのは、以下の三点です。
(1) 手数料は、全般的にネット型証券会社のほうが安い。
ネット型と店舗型の証券会社の最大の違いは、やはり、実店舗があるかないかですね。これは、そのまま維持費がかかるか、かからないかで考えて良いと思います。
つまり店舗型の場合は、店舗の維持費(家賃、水道光熱費、人件費など)がかかります。
それに対して、実店舗を持たないネット型の場合は、維持費が大幅に安くなります。
その結果が、そのまま、手数料の違いになってきます。
証券会社や銀行は、金融商品の売買手数料を収益としています。
そして、ネット型の証券会社は、店舗型の証券会社や銀行と比べて、維持費が安く済む分、手数料も安くなる訳ですね。
特にここ数年は、ネット証券会社も競争が激しく、手数料が大幅に下がってきています。
同じ金融商品を購入するなら、当然ですが、手数料が安いほうが良いですよね。
(2)ネット型の証券会社には、担当の営業社員がいない。
これは、メリットでもあり、デメリットでもある訳ですが、ネット型の証券会社には、担当の営業社員がいないという点が挙げられると思います。
店舗型の証券会社では、担当の営業社員が付きますので、良い商品があれば紹介してくれますし、分からない事があれば、質問する事もできます。
ただし、彼らも商売でやっている訳ですから、手数料が高めの自社グループで組成した投資信託をすすめられたり、回転販売をすすめられたりします。
それが嫌であれば、ネット型の証券会社を選択したほうが良いでしょう。
しかし同時に質問できる相手がいない訳ですから、全ての手続きは自分でやらなければなりませんし、どの商品を選んで投資するかも自分自身で考えなければなりません。
要は、ある程度は人に任せて投資を行いたいという方は店舗型を、全て自分でやるという方は、ネット型を選択すれば良いと思います。
(3)扱っている投資信託の銘柄を比較(特に信託報酬)。
最後に扱っている投資信託の銘柄を比較してみましょう。
上述した銀行とは違い、証券会社の場合は、投資信託以外にも、株式やETF、FX、REATなど様々な投資対象があり、大抵はどこの証券会社でも扱っていると思います。
ただし、投資信託に限っては、各証券会社で扱っている銘柄にずいぶんと開きがあります。
理由は、各証券会社や銀行には、系列会社に投資信託の運用会社を持っている事が多く、〇〇証券であれば、〇〇アセットマネジメントとか、〇〇投信とかです。
投信を保有していいる期間、永遠にかかり続ける費用に信託報酬があると、上述しました。
信託報酬の割合を見ると、大体販売会社と運用会社で9割以上を得る事になっています。
つまり、どこの証券会社も自分の傘下の運用会社で組成された投資信託を売りたいという事ですね。
そして、この信託報酬も店舗型の証券会社で販売されているものは、一般的に高いものが多いように思います。
店舗型の証券会社で投資信託を購入される場合は、すすめられたファンド以外にも同じ指数で信託報酬が安いものがないか、確認してから購入するようにしましょう!
【証券口座はどこで開設する?まとめ】
今回は、これから投資を始める方が、どこで証券口座を開設するべきかを、銀行・店舗型証券会社・ネット型証券会社で比較してみましたが、いかがでしたか?
私の個人的な感想を述べれば、銀行は、扱っている投信の本数も少ないし、投資信託以外の投資ができないので、おすすめできないですね。
また店舗型の証券会社も、どうしても自社グループで組成されたファンドをすすめてきます。
そう考えると、少し投資に対しての知識を勉強する必要がありますが、やはりネット型の証券会社で始めるのがベストではないかと思います。
◇ おすすめのネット型証券会社は?
では最後に、どこのネット型の証券会社がおすすめかという事になりますね。
結論から言えば、SBI証券か楽天証券の二択という事になると思います。
実際、数あるネット型証券会社の中でも、総合的に見て、この2社が突出しています。
結局、この2社以外の証券会社が何らかの新しいサービスを始めても、この2社が更に安い料金で同様のサービスを始めてしまいますので、他の証券会社は正直困っているでしょうね。
また、この2社の競争が激化したおかげで、ここ数年で売買手数料をはじめとして、投資にかかる費用が大幅に安くなりました。
◆SBI証券か、楽天証券か?
正直、この2社は甲乙つけがたいですし、私自身は両方とも口座を持っています。
その上で、どちらかを選べと言われれば、純粋に投資をするだけであれば、SBI証券、楽天市場など楽天経済圏をよく利用されている方には、楽天証券をおすすめしますね。
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特に投資初心者の方には、楽天ポイントで投資信託が買える楽天証券が安心できるかもしれませんね(^-^)
↓初心者には、楽天ポイントで投資信託が買える楽天証券がおすすめ!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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